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この時期おすすめ白ワインは?【6月24日号】

おはようございます。

ワインショップ タストヴァン店長兼ソムリエの竹平です。
いつも当店をご利用いただき誠にありがとうございます。

最近は日中の気温も暑い日が続き、スッキリした白ワインやスパークリングがおいしく飲める日が多いですね。
しかし今年の夏はエルニーニョ現象のせいで冷夏、梅雨明けが遅くなるとか言われていますが、どうなるのでしょうか。

【豆知識】

ヴァッレ・ダオスタ州のワイン

イタリア北西部の最短に位置し、アルプス山脈によって北はスイスと西はフランスと国境を接し、南はピエモンテ州がある。北西はアルプス山脈に囲まれて、スイス方面にはマッターホルン(4478m)、モンテ・ローザ(4634m)、フランスとの国境にはモンブラン(4807m)といった名峰を仰ぐ山岳地帯になる。州を東西に横ぎるトラバルテア川沿いに刻まれたアオスタ渓谷の中央に州都アオスタがある。DOCGのワインはなくDOCに州の名前がそのまま原産地名になったValle d’Aosta(ヴァッレ・ダオスタ)がある。泡・白・ロゼ・赤・デザートの全種類を産してヴァッレ・ダオスタの後ろに葡萄品種が記載されたりトレッテやシャンバーヴなど地区記載のものもある。
先に記載したようにモンブランなど標高の高い山に囲まれていているので葡萄畑も標高1200mの場所にあり、ヨーロッパでも最も標高の高い畑から生産されるワインとなる。さらにイタリアで最も降雨量が少なく、年間を通して湿気が低く、細菌やカビの繁殖が少ないので、歴史的に防カビ剤など殆ど使用されていない。また日照量が少ないので味わいはボリューム抑え目で上品な酸味主体になり、エレガントな味わいになる傾向。


W杯観戦のお供にはプロセッコ!【6月18日号】

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ワールドカップ ブラジル大会が始まり、毎日テレビ観戦で楽しんでいます。ただ試合開始時間は深夜0時以降なので毎日睡眠不足が続いている私ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
日本代表VSコートジボワール戦、先取点を決めただけに残念でしたね…。次戦のギリシャ戦はきっとやってくれると思います。

【豆知識】

プロセッコの醸造方法シャルマ方式とは?!

スパークリングワインがおいしい季節です。スティルワインと比べてグラスからいくつもの泡が沸き立つスプマンテはロマンティックですね。グラスを上から見たときに、泡立ちが輪(円)になっていますがそれを「真珠のネックレス」と形容されています。
さてそのスパークリングワインはいくつもの製法があることはみなさんご存じかと思いますが、一番有名な醸造方法はシャンパン方式です。そしてイタリアではシャンパン方式と同じくらい人気があるのがシャルマ方式。(metodo Charmat)。フランチャコルタがシャンパン方式ですが、プロセッコがそのシャルマ方式を使用しています。その醸造方法はスティルワインを大きなタンクに密閉し、その中で二次発酵を起こさせる方式です。密閉タンク方式ともいい、短期間に製品化が可能です。製造過程でワインが空気に接触しないため、マスカットやリースリングなどを原料とするぶどうのアロマを残したい発泡性ワインを造る場合に用いられます。一度に多量に生産できるため、コストを抑えたい場合にも広く用いられています。イタリアでも、重く感じるシャンパンより手軽で飲みやすいプロセッコに人気があるようです。もちろんプロセッコをピーチジュースで割ったベッリーニなどのスパークリング・カクテルやミモザに使用しても心地良い味わいが楽しめます。


ついにガンベロロッソ日本語版発売!【6月10日号】

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6月になり、いきなり梅雨入り。しかも昨年6月の降雨量より先週末にかけて降り続いた雨だけで多くなったという天候。テレビニュースでは8月まで梅雨はあけないとか、エルニーニョの影響で今夏は冷夏だとかいろいろなニュースを耳にします。お出かけ前には天気予報を見ないと、突然雨になったりしかけませんね。

【ガンベロロッソ日本語版】

6月6日に九段下にあるイタリア文化会館でついにガンベロロッソ日本語版の出版発表会がありました。自分も当日は雨でしたが会場に足を運びました。11時30分からの発表会はガンベロ・ロッソ社長、パオロ・クッチア氏、株式会社講談社 代表取締役社長、野間省伸氏、駐日イタリア大使、ドメニコ・ジョルジ氏(当日は安倍首相がG7の後ローマ訪問の為出席できず、かわりの方が出席)、「ガンベロ・ロッソ イタリアワインガイド」編集長、エレオノーラ・グエリーニ女史、そして翻訳を担当した著名ジャーナリスト、宮嶋勲氏が司会進行を兼ねて参加しました。イタリア人と日本人のスピーチが交互に飛び交うにぎやかな会場には、たくさんの業界関係者が集まり、その後開かれた特別試飲会では開始とともに会場が満員状態で、どの生産者のブースもにぎわいました。

【ニュース】

さて4年に1度のワールドカップがいよいよ今週金曜日に開幕です。サッカーはヨーロッパの文化、そしてワインもヨーロッパの文化として認知されていますので、ワイン好きな方はサッカーにも興味ある方が多いかと思います。試合は日本時間だと早朝が多いのでなかなかライブで見られる方は多くないと思いますが、イタリア人監督ザッケローニ氏率いる日本代表がどこまで勝ち進めるか、イタリア代表の予選グループの戦い方、スペインの連覇はあるのか?!興味が尽きないですね。


またもやイタリアワインスキャンダル!?【6月3日号】

おはようございます。

ワインショップ タストヴァン店長兼ソムリエの竹平です。
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最近イタリアワインの話題をよく耳にします。良い話題はまず5月30日に発売されたイタリアワインガイドブックのガンベロロッソ2014 日本語版。全てのイタリアワインが輸入されていない状況の中で、イタリア語版と同じワイナリーを紹介。読み応えがあります。

【イタリアワインの日】
6月2日は日本の「イタリアワインの日」となっております。この日イタリアでは共和国記念日で国民の休日ですが、日本のイタリア大使館とイタリア貿易振興協会が日本にイタリアワインを普及させようとイタリアワインの日を制定しました。当日イタリア大使館では500人くらいの在日イタリア人やそれに携わる仕事をしている人を迎えてパーティーを開催しました。

【ニュース】

30日にNHKのニュースで流れたのでご存じの方も多いかと思いますが、トスカーナの高級ワイン「ブルネッロ ディ モンタルチーノ」などの偽造品が約3万本摘発されたそうです。
以下そのニュースより

「ワインの産地イタリアで特定の地域のみで生産される高級ワインのラベルを偽造して貼ったワインおよそ3万本が押収され、食の信頼が揺らぎかねない事態となっています。イタリア捜査当局は28日、中部トスカーナ地方の特定の地域のみで生産される「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」などの高級ワインのラベルを偽造してボトルに貼ったワインおよそ3万本を押収したと発表しました。摘発のきっかけは、ワインを飲んで本物と味が違うことに気付いた消費者からの通報だったとのことです。これらのワインは、イタリア中部のレストランや小売店などで相次いで見つかっているほか、一部は海外に輸出されていた疑いがあるということです。イタリアでは▽生産される地域、▽使用する葡萄品種、▽醸造方法などを厳しくしてボトルに貼る制度があります。このためワイン業界では、ワインを輸入する際にはこうした格付けラベルが貼られているか確認するように呼びかけていますが、実際に流通していた本数はさらに多くなるものとみられ、イタリアで食の信頼が揺らぎかねない事態となっています。」
自分個人の感想としては「またか・・・」という思いが強いです。イタリア国内ではワインにかぎらずブランド品の偽造品がたくさん出回っていて、それらは路上で怪しげな人たちが販売しているからです。自分はワインの偽物に出会ったことはまだないですが、有名なサッシカイアとか10年前にたくさん出回っていたとの噂は聞いたことがあります。ブルネッロに関しては、様々に事件が起きています。今回の騒動の偽造品との見分け方はボトルの首部分に政府公認の薄い紙帯シールの「DOCG」表記されているものが貼ってないそうなので、お気をつけください。
                    ショッピングガイド

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