イタリアワインならタストヴァン
  
年末年始の営業&お年玉ワイン、企画します!【12月26日号】

おはようございます。

ワインショップ タストヴァン店長兼ソムリエの竹平です。
いつも当店をご利用いただき誠にありがとうございます。

クリスマスも終わり、今年もいよいよ残すところわずかとなりました。皆様大掃除や仕事納めで忙しくされている事だろうと思います。年末年始のワインのご準備は大丈夫でしょうか。当店は29日10時までにご注文いただきましたら年内出荷可能です。年内は30日午前中まで営業しておりますので是非ご利用下さい。また、新年には「お年玉ワイン」もご用意させていただきます。ご期待下さい。

【年末年始の営業につきまして】

当店は12/31(水)〜1/4(日)までお休みをいただきます。年内最終出荷は12/30(火)、年始は1/5日(月)が初出荷となります。
※年内配送ご希望の場合 → 12/29(月)10時までのご注文
休業中でもメールでの対応は可能な場合もございますので、お急ぎの場合はメールでお問い合わせ下さい。
なお、年末年始で荷物が大変混み合っており、到着に多少の遅れが生じる場合がございます。ご理解の程宜しくお願い致します。

【予告!新年の「お年玉ワイン」】

日頃の感謝を込めて、「お年玉ワイン」を企画いたします。来たる2015年にちなんで、ピエモンテのあの有名ワインが何と2015円!数量限定、早い者勝ち!新年のメルマガに乞うご期待下さい。


クリスマスケーキに合うワインは?【12月18日号】

おはようございます。

ワインショップ タストヴァン店長兼ソムリエの竹平です。
いつも当店をご利用いただき誠にありがとうございます。

外出すると、どこもクリスマスツリーやイルミネーションで街が着飾っていますね。夜は例年より寒く感じますが、綺麗なイルミネーションを見ていると、年末を実感します。

【イタリアからのニュース】

イタリアの最南端で生産されているであろうワインはデザートワインでシチリアの南にあるパンテッレリア島で醸造されているPassito di Pantelleria(パッシート・ディ・パンテッレリア)です。このデザートワインのブドウ品種は「ジッビボ」と親しみをこめて呼ばれていますが、この葡萄樹を栽培している方法「アルベレッロ式」がユネスコ無形文化遺産に登録されます。世界中の世界遺産の約4割がイタリアに集中していると昔聞きましたが、また一つ見どころが増えたということですね。

以下ネットから
シチリアのパンテッレリア島で栽培される品種ジビッボのアルベレッロ式栽培形態が、ユネスコの無形文化遺産に登録される。立候補を推進していたピエール・ルイジ・ペトリッロさんは「農法が無形文化遺産に登録されるのはこれまでに前例がない。4年をかけてとうとう実現できた。とても感動している。」と喜ぶ。「今朝(登録の発表)まではまだ何もわからなかった。だが最終的には無形文化遺産としてパンテッレリア島の栽培形態が161カ国から認証された。これはUNESCOが真の意味での文化の力を認めた、イタリアの大きな成功だといえる。」
イタリア農林政策省のマルティーナ大臣は「イタリアがさらに世界遺産を増やしたことを非常に誇りに思う。パンテッレリア島のアルベレッロ式栽培形態は、農法として文化遺産登録された初めてのケースで、我が国の特性が評価を得た形だ。今回の登録は、シチリアそしてこの農法にとって大きな助けとなるだろう。さらに今後はイタリアの農業についてもさらに多くを語っていきたい。」と述べた。
パンテッレリア島のジビッボ(専門的にはモスカート・ダレッサンドリアという品種)の起源は北アフリカで、フェニキア人によってパンテッレリア島に持ち込まれたと言われている。一方ジビッボが栽培される島の段々畑はアラビアを起源としている。現在ジビッボは一般的にコルドーネ・スペロナート式で栽培されているが、パンテッレリア島では昔ながらのアルベレッロ式が守られている。 ジビッボのリキュール生産に必要な糖度を得るため、ブドウはかなり成熟させたものを収穫し、圧搾の前に木製の棚(千年以上前から伝わる伝統)を使って干す。パンテッレリア島のジビッボのワインは、こうした古くから伝わる伝統に則って生産されている。
今回の登録で、イタリアの無形文化遺産として「テノール風の歌の口承伝承:サルデーニャ牧羊文化の無形遺産としての表現」、「シチリアの人形劇」、「地中海の食事」、「クレモナの伝統的なバイオリンの工芸技術」、「大きな構造物を担いでの行列の祝賀行事」に続き6つめとなる。


年末年始に向けてワインのご準備はいかがでしょうか【12月9日号】

おはようございます。

ワインショップ タストヴァン店長兼ソムリエの竹平です。
いつも当店をご利用いただき誠にありがとうございます。

12月になりましたね。忘年会にクリスマスや年末とお酒を飲む機会が1年で一番多い季節ですね。食べ過ぎ、飲みすぎに注意して楽しい食事をお楽しみ下さい。

【イタリアソムリエ的ワインテイスティング方<視覚編その2>ワインの色調ロゼ・赤ワイン編】

ワインを分析するには色・香り・味の3つから構成されている中で前回の「色調」の続きから。まずはロゼを。
イタリアワインは白・赤に比べて、種類・生産量が少ないロゼワイン。醸造方法などはまた次の機会に書きたいと思いますが、色調を表現するのは3段階に分かれています。
ロゼ
1.Rosa Tenue(薄い・淡いロゼ)
2.Rosa Cerasuolo(サクラ<チェリー>色)
3.Rosa Chiaretto(クラレット(薄赤い)明るいロゼ)
1のローザ・テヌエの表現は非常に薄いロゼを指します。ごく淡いピンク色。白葡萄のピノ・グリッジョなどはブドウの果皮の色調が黒葡萄の様に黒いので、果皮と一緒にマセラシオンすると、この色調になりやすいです。サーモンピンクなどもこの表現。
2のローザ・チェラスオーロはサクランボウのようなチェリー色。ピンクの色合いを少し濃くしたイメージ。赤紫がかったロゼも。チェラスオーロはアブルッツォ州のDOCワインでチェラズオーロ・ダブルッツォというロゼワインがありますが、もとは「桜」などを指すイタリア語です。
3ローザ・キアレットは一番赤ワインに近いイメージです。オレンジがかったピンク色や、玉ねぎの薄皮色のような茶褐色がかったロゼ色を指します。AIS講座で例外的にピエモンテのDOCGワイン「ブラケット・ダックイ」という発泡の甘口ワインがありますが、このワインのカテゴリーは赤ワイン。でもグラスに注ぐと、色調はロゼにしか当てはまりません。しかしワ
イン法で赤と定められていていますので、このワインの色を表現する場合は赤の表現を使います。
余談ですがrosaはイタリア語でバラです。「人生薔薇色」という言葉が世界共通でありますが、イタリアでは「人生 生ハム色」と例えるそうです(笑)。

1.Rosso Porpora(スカーレット<薄紫の赤>色)
2.Rosso Rubino(ルビー色)
3.Rosso Granato(ガーネット色)
4.Rosso Aranciato(オレンジがかった赤)
1は若い赤ワインに多く見られる色調です。先月よく飲んだであろう、ノヴェッロやボジョレー・ヌーボーなども大体はこの色調が多く見られます。若いカベルネ・ソーヴィニョン主体のワインにも紫がかったこの色調があてはまります。
2は明るいルビーの色。1の紫の色調は見られず赤ワインらしい分かりやすい色調を表現します。
3は黒みを帯びた濃いめの赤などを指します。
4は赤ワインのエッジが光にすかすとオレンジがかっています。熟成したワインに多く見られますが、イタリアワインの王様「バローロ」や「バルバレスコ」などのネッビオーロはこの色調になります。熟成がすすんで、レンガ色のような色調もこの表現になります。葡萄品種によって色調の違いが分かれてきますので、テイスティングのときにまず色調を見て葡萄品種を絞れてきますし、そこから熟成が進むにつれて色合いがオレンジがかってレンガ色になっていきます。
ワインを飲む時、一般の人はディナーやワインバーなどで口にする機会が多いかと思いますが、明るい場所でワインを飲むときは同じ赤でも色合いが微妙に違いますので、その違いを判断出来るようになれば色々な情報が分かってきます。
次回はワインの色調以外の視覚<透明感と粘性、スプマンテの泡立ち>についてお話できればと思います。
AIS Primo livello 1.B tecnica della degustazione
                    ショッピングガイド

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